キャンプを始めてみたのはいいものの、実際にキャンプをやると不便なことが多くて疲れてしまう…。本当は自然の中でゆっくりとリラックスした気持ちになりたいのに、テント、タープの設営、料理の準備でもうヘトヘト…。お風呂に入るのも家と違って移動距離があるので時間がかかるし、ふと気づいたら日が落ちて暗くなっていて消灯時間になっている…。
そんなことはありませんか?
そんな不便さを楽しめるなら良いですが、折角の休日にキャンプに来ているなら疲れるより、キャンプを楽しいと感じる時間が多いほうがいいですよね。
そんなときに筆者が意識しているのは、徹底的に家電の力を借りる!ということです。
いきなり電気を使わない生活をすれば、不便なことが多くイライラが溜まってしまってもおかしくありません。いっそのこと「キャンプでは電気を使わない」という思い込みを捨てて、徹底的に家電の力を借りて楽ちんキャンプをしましょう!
どんな家電が使えるのかを紹介します。
Contents
キャンプにも家電を活用しよう!*料理編*
一番便利!電気ポット
個人的に一番あると嬉しい家電は「電気ポット」です!電気ポットはあまりにも日常に馴染んでいて、家にいるときはあまり存在感のない家電ですが、キャンプ場に持っていくと「こんなにも有難い存在だったのか!」ということをひしひしと感じます。
長めのドライブをして、やっとキャンプ場についたら暖かいコーヒーやスープなどを入れて一息つきたいですよね。でも、キャンプ場でそれらの飲み物を飲もうとしたらまずお湯を沸かす必要があるのです!
家では簡単に出来る「お湯を沸かす」という行為がキャンプ場では結構大変。まず、水を炊事場まで汲みに行かなければなりません。サイトと炊事場が近ければ良いですが、炊事場が遠いサイトに当たることは珍しくありません。
次に、汲んできた水を沸かすのに火を起こす必要があります。
比較的簡単なのはキャンプ用のカセットコンロで沸かすことですが、家のガスコンロより火力は落ちるのでお湯が沸くまでに時間がかかります。さらに風が強い時なんかは、ガスの火が消えないように気を遣う必要があります。カセットコンロ以外の方法としては焚き火台の上にケトル(ヤカン)を吊るして沸かす方法もありますが、初心者にとってはカセットコンロよりハードルが高いですよね。
そうやって苦労してやっと沸いたお湯も、複数人でコーヒーを入れただけですぐ無くなってしまいます。コーヒー一杯だけでは物足りなくてスープを入れようとしても「もうお湯が無い…。」こういうことはよくあります。
時間をかけて手に入れたものがすぐ無くなってしまうとむなしくなりますよ。
その問題を一気に解決するのが「電気ポット」です!
キャンプ場に着いて荷物を広げた後にやることは、水を汲んできて電気ポットに入れるだけです!後は他の作業をしているうちにお湯が沸くので、そうしたらゆっくりコーヒーやスープを入れて一息つけることができます。少し飲んだくらいではお湯は無くなりませんから残りを気にせず好きなだけ飲むことができます。
飲み物以外にも、お湯さえあればインスタント料理が食べられるようになるので、1泊して翌日の朝食もすぐに用意出来ちゃいます。
外で飲む温かい飲み物はとても心を温めてくれます。お湯がすぐに手に入るだけでキャンプの満足度がぐっと上がります。一度電気ポットを持っていくとやめられなくなりますよ。
炊飯器で楽々ごはん
お次は炊飯器です(笑)。我が家では炊飯器もキャンプに持っていきます。
ごはんをキャンプ場で炊くのは専用の道具が必要だったり、火加減が上手くいかなくて焦げ付いちゃったりして大変です。焦げ付いた容器を洗うのも面倒ですね。
ごはんを食べないという選択肢もありますが、バーベキューをやったら絶対炊きたてのごはんが食べたくなりますよね。ちなみにインスタントのごはんも試したことがありますが、正直あまり美味しくなかったので辞めました。
「もういっそのこと炊飯器も持ってちゃえ!」と思い立ち、炊飯器を持っていったら楽だし美味しいしで辞められなくなりました。屋外で、焼いたお肉を食べた後に炊きたてのごはんを食べるのは最高です。
家で生米を使う分量(夜用、朝用)に分けておけば、キャンプ場で水洗いしてボタンを押すだけで美味しいごはんを食べることができます。
最近は炊飯器でお菓子を焼くレシピもたくさん出てきていますから、ごはんを炊いた後に炊飯器ケーキに挑戦するのも良いですね。
秘密兵器!自動調理器でほったらかし料理
これは持っている人が少ないでしょうから誰でも出来る技ではないですが紹介します。
最近の家電はとても進化しているので、食材を入れるだけで自動で調理してくれる家電も登場しています。我が家はその便利家電を持っているので、それすらもキャンプに持っていきます。
自動調理してくれるので、普段の生活ですらとても便利で重宝しています。ましてやキャンプ場に持っていったら崇めなければいけないような存在になります。
食材を切って入れてスイッチオンしておけば、待っているだけでカレーが出来ます。
火を使わないので目を離すこともできるので、調理している間お風呂に行ったりも出来ます。
料理好きなら物足りないかもしれませんが、筆者はキャンプ場でゆっくり過ごしたいタイプなので重宝しています。
スポンサーリンク
キャンプにも家電を活用しよう!*暖をとる編*
次は寒い時期のキャンプで大活躍する家電の紹介です。キャンプ場は山や高地などにあることが多いので、普段住んでいる場所に比べて寒いことが多いです。
特に寒い時期のテントの中は寒くてなかなか眠りにつくことも出来ません。
寒いと不安にもなるし、身体にも良くないので家電の力を借りて暖かいキャンプをしましょう!
ホットカーペット
ホットカーペットは安価で手に入るし、畳めば省スペースになるし、とても暖かいのでとても使い勝手が良いです。寝るときに上にかけると暖かくなるので安心して眠りにつくことができます。ストーブのように一酸化炭素を発生したりすることもないので、安心してテントに入れることができます。
昼間もシートの上にホットカーペットを敷けば足が暖かくなるので幸せな気分になります。電気をいれなくてもひざ掛けとして使うことができます。寒がりな人は持っていって損はありません。
意外な使い方!ふとん乾燥機
キャンプ場でもストーブやエアコンのように温風が出る機械を使いたい。でもストーブやエアコンはキャンプ場に持っていけないですよね。
そんなときに使えるのが「ふとん乾燥機」です。ふとん乾燥機はストーブにはかないませんが、ちゃんと温風を出してくれます。嬉しいのがストーブと違って一酸化炭素が出ないのでホットカーペットと同じようにテントに入れることが出来る点です。
昼間の内からテントでふとん乾燥機を稼働させておけば、夜テントに入った時に暖かいのでおすすめです。
ただ、極寒なキャンプ場でなければ、ホットカーペットだけあれば寒さは大抵しのげます。ホットカーペットだけではまだ寒いという方は参考にしてみてください。
キャンプ場で家電を活用する際の注意点
キャンプ場でも家電を使うというアイディアを紹介しました。
ただ、家とは違い、キャンプ場ならではの家電を使うときの注意点があるので紹介します。
必ずAC電源サイトを利用する
あたりまえですが、AC電源が使えるサイトを予約してください。電源がなければ折角の家電もガラクタ同然となってしまいます。一般的な高規格キャンプ場にはAC電源付きサイトがあるので事前に確認してくださいね。
長めの電源コードを用意する
AC電源サイトには電源コードを刺すところはありますが、電源コードは自分で用意しなければいけないキャンプ場は多いです。中には貸し出してくれるキャンプ場もありますが稀です。
家電を活用するスタイルのキャンプがしたいなら電源コードは自分で用意するようにしましょう!
電源コードを選ぶ際の注意点としては、長めのコードを選ぶことです。2~3mはあると良いですね。
使用しないときは車に入れておく
家電は水に弱いので使用しないときは車の中にしまっておきましょう。急に天候が変わって雨が降ってくることがキャンプ場では珍しくありません。
また、車の中に入れることで盗難防止にもなります。貴重な家電は、使わないときは面倒でも車の中に入れるようにしましょう。サイトに放置するのはやめましょう。
車で移動中に壊れないように気をつける
キャンプ場に行くまでに車で移動すると思います。その時に積んである家電が車の揺れでぶつかることがあってはいけません。家電は繊細なのでぶつかったら壊れてしまいます。家電を動かない位置に固定したり、タオルなどの緩衝材にくるんで持っていくようにしましょう。
まとめ
キャンプに家電を持っていくアイディアを紹介しました。
電気を使わないスタイルの本格的なキャンパーから見たらとんでもないと思われるかもしれませんが、筆者のような少しでも楽にキャンプをしたいと考えるキャンパーにとっては参考になったかと思います。
筆者がキャンプに求めるものは「自然でゆったりして癒される」ことです。
屋外で料理をするのも体力があるうちは楽しいでしょうが、荷物運び、車移動、テントの設営などで疲れているときに料理をするのは苦行です。ゆったり自然の中で癒されるなんて時間もありません。
それなら便利な家電を利用して大変な部分だけショートカットして、空いた時間を自然の中で本を読んだり、お昼寝したり、森の中を散歩したりする時間にあてたいです。
あなたも電気を使わないキャンプに疲れているようなら参考にしてみてくださいね。